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ビデオモニタリングとタイムラプス撮影データから訪花昆虫を検知する手法 [原著]

Nakase & Suetsugu (2016) Technique to detect flower-visiting insects in video monitoring and time-lapse photography data. Plant Species Biology (in press) DOI: 10.1111/1442-1984.12095

ビデオ録画やタイムラプス機能を利用して訪花昆虫を記録する手法は、近年、広く使われるようになりつつある。撮影機材の低価格化にともない、大量の撮影記録が得られるのは良いが、そのデータ解析には膨大な時間が必要になる。特に訪問頻度が低い生物を対象とした場合、延々と何も撮影されていない写真を見続ける必要がある。この面倒な(けど意外な現象が撮影されていて面白いこともある)解析作業をある程度、自動化して撮影データをフィルタリングし、訪花動物の撮影記録を効率良く抜き出し、解析するための手法を紹介している。

わたしも国内での研究には、デジタルカメラのインターバル撮影機能を利用s田膨大なタイムラプスデータの入力作業を続けている。けど、残念ながら、今、解析してる撮影データは、さまざまな動物の訪問頻度が高すぎて、自動化作業はあんまり有効ではなさそう。ただ、自分ですべて確認したデータでもその再確認作業として使えるし、別の植物の訪花昆虫を対象とした撮影データには使える可能性があるので、そのうち使ってみたい。

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