SSブログ

Prunus africanaの果実消費は分断林と攪乱林で促進されるか? [原著]

Farwing et al. (2006) Enhanced seed dispersal of Prunus africana in fragmented and disturbed forests? Oecologia 147:238-252.

ドイツのK. Bohning-GaseチームのPrunusがらみの論文。特に果実消費に関連したデータでOecologiaに出せるだけのデータを収集しているのはうらやましい限り。調査対象として、ある程度、果実食動物が利用しやすいPrunusを選んでいるのが重要か。Prunusなら温帯の研究をしている人にもなじみがあるからなあ。マイクロサテライトを使った分子データの結果もそのうち出てくるのだろう。

観察方法は標準的な方法として、他の樹木を対象とした場合にも使いやすいか?延べの観察時間は336時間しか観察していないけど、統計的な処理まで考えてデータのサンプリングを行っている点は見習うべきところ。”みのり”のアカメガシワの研究も観察方法をしっかりと固めないと論文にまで持ち込むのは難しいと思う。でも、論文中でも著者がダブルカウントの可能性に触れているけど、ポイントカウント法に使用している40m間隔は近すぎると思うけど。

コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。