Aglaia属の系統関係 [原著]
Muellner et al. (2005) Aglaia (Meliaceae): an evaluation of taxonomic concepts based on DNA data and secondary metabolites. American Journal of Botany 92:534-542.
Aglaiaの系統関係をDNAデータ(ITS領域、核rDNA)と二次代謝産物に基づいて決定した論文。A. spectabilisもしっかり含まれている。AglaiaはAglaia節とAmoora節に分けられていたが、この二つの節の中間的な形質を示すNeoaglaiaが提示されている。
この中間的なところにカオヤイにもあるA. lawiiが入るらしい。もともと花の形態などがAglaia節とAmoora節の中間的な形質を示していたが、果実が裂開果をつけるためにAmooraに入れられていた。分子データからもその中間的な位置づけが支持されている。こういった形態データだけでは、どうもすっきりとまとまっていない系統関係がある主を含んだ大きな属を対象とした研究はこれから他の属でも進むだろうか。系統樹は最節約法とベイズ推定を用いたものと2つが掲載されている。南にたくさんある低木のAglaiaはA. tomentosaか。
Aglaiaの系統関係をDNAデータ(ITS領域、核rDNA)と二次代謝産物に基づいて決定した論文。A. spectabilisもしっかり含まれている。AglaiaはAglaia節とAmoora節に分けられていたが、この二つの節の中間的な形質を示すNeoaglaiaが提示されている。
この中間的なところにカオヤイにもあるA. lawiiが入るらしい。もともと花の形態などがAglaia節とAmoora節の中間的な形質を示していたが、果実が裂開果をつけるためにAmooraに入れられていた。分子データからもその中間的な位置づけが支持されている。こういった形態データだけでは、どうもすっきりとまとまっていない系統関係がある主を含んだ大きな属を対象とした研究はこれから他の属でも進むだろうか。系統樹は最節約法とベイズ推定を用いたものと2つが掲載されている。南にたくさんある低木のAglaiaはA. tomentosaか。
2006-05-30 13:45
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