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カメルーンのサイチョウの繁殖生態 [総説]

Stauffer & Smith (2004) Breeding and nest site characteristics of the Black-casqued Hornbill Ceratogymna atrata and White-thighed Hornbill Ceratogymna cylindricus in south-central Cameroon. Ostrich 75:79-88.

ATBC用の文献のレビューで、サイチョウの繁殖期の餌データが定量的に掲載されている数少ない文献の一つ。アフリカの森林性のサイチョウでこのようなデータが提示されているのはこの論文とKalinaの学位論文くらいか。イントロ部分でカメルーンチームの研究を紹介している部分は参考になる。

アジアのサイチョウと比べるとイチジクの量が極端に少ない。カオヤイのピライさんのデータと比較すると、繁殖成功もカオヤイで一番低いシワコブサイチョウよりもさらに低い。サイズ的には両種ともにカササギサイチョウと同じくらいであることを考えると、ちょっと低すぎるような気がする。が、カオヤイのデータは非常に長期間のデータを用いたものであるし、この論文は2年間だけだから、長期間のデータでパターンが変わる可能性もある。


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