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オオアリクイをGPSで追跡する [原著]

Camilo-Alves & Mourao (2006) Responses of specialized insectivorous mammal (Myrmecophaga tridactyla) to variation in ambient temperature. Biotropica 38:52-56.

オオアリクイにGPSを装着して、10分間ごとに行動を記録した研究。市販のGarminをそのまま装着して、回収できるなんて大型動物の強み。

外気温と活動パターンのデータを比較することで、気温の高い日には比較的長い時間活動しているのに対し、気温が下がってくると、だんだんと日中にしか活動しないようになる。寒い日には、日当たりの良いところで日向ぼっこして、体温を高めるが、寒すぎると冷たい風を避けて、森の中で休み、暑い日には日差しを避けて活動する。

アリを専門に食べている動物はどれも比較的、代謝が低いらしい。まあ、餌のことを考えると、アリ塚に到達してしまえば、逃げるものでもないから、あまり活動的である必要はないし、アルマジロはしっかり防衛できるし、オオアリクイは大型だから、あまり捕食者の影響もないのか?確かに東南アジアでそれに近い生き物であるセンザンコウは非常にのろのろと動く生き物。
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