マダガスカルのバオバブの送粉

Andriafidison et al. (2006) Nectarivory by endemic Malagasy fruit bats during the dry season. Biotropica 38:85-90.

結実率などを評価しているわけではなく、花に来ている動物の活動パターンを調べたというのが正確。ただ、他の節（Section）のバオバブはガ媒らしいが、この節のバオバブはコウモリやレムールといった夜行性の哺乳類が送粉者である可能性は高そう。ただし、データは非常に薄いので、なんともいえないといった感じ。

データは薄いが、固有種の多いマダガスカルの中でも、非常によく知られている植物の代表であるバオバブの送粉というユニークさが評価されたのだろうか？送粉者のコウモリはかなり遠くのねぐらの洞窟から飛んできているらしい。Biotropicaのこの号はコウモリの論文が3つある。