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果実と果実食動物の相互作用を物流ネットワークとして見る [書籍]

Carlo et al. (2007) Plant-frugivore interactions as spatially explicit networks: integrating frugivore foraging with fruiting plant spatial patterns. In Dennis et al. (eds) Seed dispersal: Theory and its applications in a changing world. Chapter 15, pp. 340-362.
 
果実の持ち去りには周辺の結実個体の状態に影響されることはよく知られているが、統一的な見解はない。著者は以前から大規模操作実験を行なって、近接する結実個体の有無の影響を調べていたけど、この論文は関連文献をまとめて、新しいフレームワークを提示している。

着眼点として面白いのは植物を果実食動物によって結び付けられる要素として捉えているところ。さまざまな果実食動物が訪れる植物を「hub-plants」として、物流ネットワークのようなものをイメージしているらしい。

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