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イギリスの農地で不均等に分布するノハラナメクジの高密度パッチの安定性 [原著]

Forbes et al. (2020) Stability of patches of higher population density within the heterogenous distribution of the Gray Field Slug Deroceras reticulatum in arable fields in the UK. Insects 2021, 12, 9. https://dx.doi.org/10.3390/

ノハラナメクジ論文シリーズの最後。ただ、個体追跡しているデータではなく、ナメクジの高密度区を狙って農薬散布することで、農薬を使う量を減らすことができないかを検討する際の基礎情報を22か所の農地で複数種の作物を栽培した場所を3シーズンにわたって集めた研究。

各調査地では1haを10×10mに分割して、それぞれの区画内にトラップを設置している。1年目は14日間隔、2年目は毎月に減らしてサンプリングサイトを増やすといった形でサンプリングを行っている。得られた個体数データが場所、当年作物、前年作物、年などで説明できるのかをGLMで解析している。ノハラナメクジの集中度はTaylor’s Power Lawで解析、さらに分布パターンをHotspot Analysisで視覚化している。

基本的には、ノハラナメクジがある程度、活発に活動している時期であれば、、個体数密度が高い場所が存在して、そういった場所を狙って農薬散布するのがよさげという話らしい。これは個体ベースのデータは掲載されていなかったので、あんまり関係なかった。
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