南アフリカの都市-森林モザイクでナキサイチョウの出現を決める要因 [原著]
Chibesa & Downs (2017) Factors determining the occupancy of Trumpeter Hornbills in urban-forest mosaics of KwaZulu-Natal, South Africa. Urban Ecosystems. doi:10.1007/s11252-017-0656-3.
南アフリカのナキサイチョウを対象として、ポイントカウント法による調査を行い、都市-森林モザイクにおける出現パターンを解析した研究。2014年9月から2015年3月にかけて、3調査地に計50箇所のポイント(およそ1km間隔)を設定し、10回の調査を行っている。さらに各ポイントの半径30m以内の結実木の数、大きな木の数、ヒトの活動(調査中に通過したヒトや車の数)、住宅密度、標高との関係を調べている。
50箇所のポイントのうち、ナキサイチョウが記録されたのは19箇所にすぎない。ナキサイチョウのoccupancyに関わる要因としては、ヒトの活動(負の効果)、大きな木の数(正の効果)、detenctionに関わる要因としては、住宅密度(負の効果)、結実量(正の効果)で、それほどおかしくはない。ただ、いずれの要因も値が小さいところでばらつきが大きく、ある程度、大きな値ではoccupancyもdetenctionも高い(低い)ので、閾値がありそう。
ナキサイチョウはある程度、都市環境も利用できるとは言え、好んで使っているわけではなさそう。
南アフリカのナキサイチョウを対象として、ポイントカウント法による調査を行い、都市-森林モザイクにおける出現パターンを解析した研究。2014年9月から2015年3月にかけて、3調査地に計50箇所のポイント(およそ1km間隔)を設定し、10回の調査を行っている。さらに各ポイントの半径30m以内の結実木の数、大きな木の数、ヒトの活動(調査中に通過したヒトや車の数)、住宅密度、標高との関係を調べている。
50箇所のポイントのうち、ナキサイチョウが記録されたのは19箇所にすぎない。ナキサイチョウのoccupancyに関わる要因としては、ヒトの活動(負の効果)、大きな木の数(正の効果)、detenctionに関わる要因としては、住宅密度(負の効果)、結実量(正の効果)で、それほどおかしくはない。ただ、いずれの要因も値が小さいところでばらつきが大きく、ある程度、大きな値ではoccupancyもdetenctionも高い(低い)ので、閾値がありそう。
ナキサイチョウはある程度、都市環境も利用できるとは言え、好んで使っているわけではなさそう。
2017-03-26 22:42
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