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動物生態学におけるカメラトラップ:方法と解析、第三章 生態研究における自動撮影カメラのタイプと特徴の評価 [書籍]

O'Connell et al. (2010) Camera Traps in Animal Ecology: Methods and Analyses, Swann et al., Chapter 3 Evaluating types and feathres of camera traps in ecological studies: a guide for researchers, pp. 27-43

Remote photographyまたはcamera trappingとよばれる自動撮影法は1990年代に急速に進展し、さまざまな目的に対してさまざまなタイプの自動撮影カメラが使われている。この章では、自動撮影カメラを用いる研究者のために研究デザイン、野外条件、調査対象種に合わせて道入った自動撮影カメラを用いるのが良いのかをまとめている。

生態学的調査に応用された例としては、最初の頃は営巣活動、活動パターンの記録が主だった。近年は稀な種、行動、個体の記録、種の豊富さ、個体群パラメータの推定にまでも応用されている。直接観察、捕獲、追跡などの既存の調査方法と比べたときの長所としては、動物を捕獲することなく、また研究者がいなくても非常に正確な記録をする点が挙げられている。また撮影ミスや多重撮影の問題は自動撮影カメラが使われ出した当初から議論されている。

自動撮影カメラはシステムで分類すると、Non-triggerとTriggerで分けられる。Triggerはmechanical、infrared activeとinfrared passiveに区別される。各システムで調査項目として適切なものと不適切なものを列挙している。私自身が使ったことのある自動撮影カメラは限られているので、まあ勉強にはなる内容。
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