Fraxinus excelsiorの花粉散布距離と種子散布距離の推定

Bacles et al. (2006) Effective seed dispersal across a fragmented landscape. Science 311:628.

スコットランドでFraxinus excelsiorを対象として分子生態学的手法を用いて、花粉散布距離と種子散布距離を推定している。調査環境が良くわからないけどかなり分断化が進んでいる900haの場所を用いている。潜在的な親個体の情報として、調査地内の88本からサンプリングを行っている。

一方、実生のサンプリングは3箇所の分断林内でそれぞれ20個体を利用している。これらの元情報から、親子間での潜在的な散布パターンとDNA解析から得られた実際の散布パターンとを比較している。しかし、親子関係の推定に用いられているところの方法はちょっと勉強しないとわからないな。