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再導入実験を発展させる [総説]

Seddon et al. (2007) Developing the science of reintroduction biology. Conservation Biology 21:303-312.

1990-2005年にかけて再導入を取り扱った101雑誌454論文に基づいた総説。トレンドとしてもここ10年間で急激に扱っている論文の本数が増えている分野ではある。

保全関連の雑誌として歴史のあるBiological Conservation、Conservation Biology、Journal of Wildlife Management、Oryxなどの上位4誌で35%を占めている。再導入を行っているプロジェクトはいくつもあるとは思っていたけど、導入前後で計画的なモニタリングなどが行われている実例はまだ少ないらしい。

結局、放してみてどうなるかを見てみましょうレベルの研究がまだ多いのか。論文として掲載されているのは成功した実例に偏っているような気がしているので、失敗した実例はもっと多いのではないだろうか?日本で行われている再導入などのうちどのくらいが英語論文として報告されているのかもよくわからない。

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