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動物の行動と種子散布モデルを組み合わせる [原著]

Russo et al. (2006) Incorporating animal behavior into seed dispersal models: implications for seed shadows. Ecology 87:3136-3174.

霊長類の種子散布の研究をしている人はどうしてモデル屋さんと組んで種子散布がらみの仕事をしないのだろうかと思っていたら、この人が書いた。これまでに動物による種子散布の研究でseed shadowを推定したものはいずれもラジオテレメトリーデータと腸内滞留時間を組み合わせて、採餌木からの種子散布距離を推定した研究がほとんどだったので、空間的な分布パターンについては皆無だった。

サルの種子散布の研究をやるならこういった方向性を考えていたのだけど、同じようなことを考える人はいるよなあ。Virolaってもっと個体数が多いのかと思っていたけど、ヘクタールあたりDBH10cm以上が3本しか存在しないとは。そんなに低密度の植物を相手にあれだけのデータを収集していたとは知りませんでした。セカンドの人がプログラミングを担当しているだろうか?所属もStatisticsになっているし。RussoさんはCambridgeに所属変更になっているけど、まだポスドク?

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