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アフリカのマメ科の一斉結実 [原著]

Newbery et al. (2006) Mast fruiting of large ectomycorrhizal African rain forest trees: importance of dry season intensity, and the resource-limitation hypothesis. New Phytologist 170:561-579.

下の論文にコメントを書いていたNewberyさんが調べているアフリカのマメ科のマスティングの論文。アフリカのLTERサイトの仕事。毎木調査のデータだけではなく、こんな仕事もされているらしい。82.5ヘクタールにあるDBH50cm以上の個体294本のうち150本を調査対象としてランダムに選んでいる。広大な調査地ですなあ。

マスティングといってもかなり頻繁に開花・結実するらしく、16年間の調査期間内に8回。年によっては連続している場合もある。かなり生データに近い図表が多いけど、その方がわかりやすいのかも。1995年から2000年にかけて生じた4回のマスティング全てに開花した個体は117個体だけど、そのうち4回とも種子散布まで行ったのは45個体。しかし、データ量が多いからか考察も4ページに及んでいる。resource-limiation hypothesisを支持する結果なのだけど、それに加えて、外生菌根をもつことが、マスティングを促進しているのではないかと考えているらしい。でもカオヤイの植物も激しくマスティングするから、単純に調べられている植物種が偏っているという気がしないでもない。CinnamomumやMastixiaって外生菌根つけるのだろうか?

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